入れ歯による痛みを防ぐには
フィットした新しい入れ歯、または歯科インプラントを使うと、笑顔を見せたり、声を上げて笑ったり、食事をしたりするとき自信が持てます。入れ歯を調整したばかりのとき、初めに不快感があるのは珍しいことではありません。新しい入れ歯が歯ぐきになじむまでには約2~4週間かかるからです。
痛みの原因は何ですか?
入れ歯に慣らしているとき、初めのうち歯ぐきに少し痛みを感じるのはごく自然なことです。しかし、問題が長期間続く場合には、かかりつけの歯科医に相談しましょう。
入れ歯が合っていない、あるいは期待どおりでないと感じる場合、作り直しが必要かもしれません。フィットしていない入れ歯はお口の痛みや感染症の原因となるためです。簡単な調整によって、入れ歯の適合性や快適さに大きな差が生じることもあります。
フィットしていない入れ歯は、食べ物が入れ歯の下に挟まり、歯グキを刺激するため、食べたり話したりするときに不快感を生じます。
どうしたら痛みを防げますか?
歯科医を受診すれば、歯グキの不快感を和らげ、元の感覚を取り戻す方法を教えてもらえるはずです。
入れ歯が新しい場合には、食事中に痛みを感じないように、 食べ物をゆっくり咬むようにすると 、歯グキの回復を助けます。入れ歯安定剤を使うと、細かい食べカスが入れ歯の下に入り込んで、刺激を引き起こすのを防げるため、検討してもよいでしょう。
移行期間中に 新しい入れ歯の装着に慣れ 、できるだけ快適な適合性を得る方法について、かかりつけの歯科医からアドバイスがもらえます。
長時間入れ歯を装着した後、歯グキを楽にするために、食塩水を使うと良いでしょう。カップ半分以上のぬるま湯に小さじ半分の食塩を入れた食塩水が、お口の痛みを和らげ楽にしてくれます。
毎日入れ歯を洗浄すると細菌が除去され、入れ歯 をさわやかに保ちます。定期的にかかりつけの歯科医を受診することも大切です。入れ歯とお口の状態をチェックしてもらい、何か問題があれば解決できます。
入れ歯の洗浄
入れ歯の破損を防ぎ、最良の状態に保つために、自然歯と同じようにお手入れすることが大切です。毎日のお手入れを習慣にすると 、入れ歯を最適な状態に保ち、いつも笑顔でいることができます。
長引く不快感がある場合には、歯科医に相談するとよいでしょう。歯科医は入れ歯をチェックして、入れ歯の装着感が悪くなり始めている場合には、正しく適合するようにします。